ホラーフリーゲーム全盛期だった2010年代の頃を振り返り、当時の人気だった海外と日本のホラーフリーゲームを紹介
お困りの人
昔流行った、ホラーフリーゲームを知りたいです。記憶とんじゃって覚えてないンス。確かRPGツクールで作られたドット絵だったと思う。やりたいな〜、実況見たいな〜、誰かタイトル教えてください。またおすすめホラーフリーゲームあったら知りたいです。
このような疑問を解消していきます。
この記事を書いている僕はホラーフリーゲーム全盛期と言われる時代、一人暮らし中暇な時に実況者様が配信されていたホラゲーを見て日々楽しませてもらっていました。
今回はホラーフリーゲーム全盛期時代を振り返る【個人的に面白かったホラゲーを紹介】 の内容です。
ホラーフリーゲームと言えば真っ先に思い浮かぶのが「のびハザ」や「青鬼」でしょう、懐かしいですね〜。
フリーゲームがいつから流行り出したのか人によりますが歴史を辿るとフラッシュがフリーゲームを開拓しその前後でRPGツクール2000が登場した後だと言われています。
全盛期は2000年後半〜2010年前後、以降ニコ動やYouTubeで絶叫やびびり実況者が注目を集め、実況プレイジャンルが人気を集めました。
代表的なホラーフリーゲーム(2010年代前半)
2011年~2013年ごろ
逃げる系ホラーの先駆け。独特な青鬼のデザインと追跡システムが話題に。
不気味な夢の世界を探索するゲーム。考察文化が根付いた。
Slender: The Eight Pages(2012年)
スレンダーマンという都市伝説を題材にしたホラーゲーム。YouTubeで爆発的にヒット 。
SCP – Containment Breach(2012年)
SCP財団の世界観を元にしたホラーゲーム。 収容施設から脱出するのが目的で、プレイヤーがまばたきするたびに動く「SCP-173」などの怪異が登場。
2012年にリリースされたスウェーデン発のフリーホラーゲームです。元々は『Half-Life』(1998年)のModとして開発されましたが、後にスタンドアロンのフリーゲームとしてSteamで配信
スウェーデンのインディーゲーム開発会社Frictional Gamesが手掛ける一人称視点のサバイバルホラーゲームです。2010年リリース。SAN値(正常ポイント)という概念をネットスラングとして流行らせた一因のゲームでもある。
「のびハザ」は、「のび太のバイオハザード」の略称で、ドラえもんのキャラクター・のび太を主人公にした「バイオハザード」風の二次創作ゲームです。2010年ごろに実況プレイでヒット。
「明美譚(あけみたん)」は、2012年7月25日に公開されたフリーのホラーアドベンチャーゲームです。
「怪異症候群(かいいしょうこうぐん)」は、フリーのホラーアドベンチャーゲームで、都市伝説や怪談をテーマにした作品です。プレイヤーは、さまざまな怪異現象に巻き込まれながら、謎を解きつつストーリーを進めていきます。3作品もあります。
2014年~2015年ごろ
物語重視のホラーノベル+アクション要素のあるゲーム。のちにアニメ化。
衰退とその後
2016年以降、フリーゲーム文化は続いたものの、スマホゲームの台頭や、インディーゲームとして有料販売される流れが増えたことで、純粋な「フリーホラーゲーム」のブームは落ち着いていきます。
現在のホラーフリーゲーム
恐怖の森やチラズアートさんの作品(こちらはリーズナブルな価格ですが有料)などUnityやUnreal Engineが登場したことによりインディーズゲームが製品版と遜色のないほどクオリティが上がっています。
ゲームエンジンについて後ほど触れますね。
では概要が終わり早速各ゲームについて見ていきたいと思います。 よろしくお願いします。
ホラーフリーゲーム全盛期時代を振り返る【個人的に面白かったホラゲーを紹介】
僕が今回ご紹介させて頂きますフリーホラゲーはノベル系ではないのでご了承ください。
では一つづつ見ていきましょう。
青鬼
言わずも知れた青鬼。一度はこのキャラクターを見たことはあるはず。
2004年にふらいんぐ東方(noprops氏)によって制作された当ゲームは謎解きと追いかけ要素を組み合わせたシンプルなゲーム性が特徴で、2010-12年にゲーム実況をきっかけで大ヒットしました。
今ではスマホ版に移植され小説に限らずコンシューマ版や映画、アニメ、リメイク版がでるほど広く人気になったRPGツクールXP制のフリーゲーム金字塔。
ちなみに画像の青鬼が有名ですがその他にも多種多様な青鬼が襲ってきます。
ゆめにっき ゆめにっきはききやま氏作の2003年に登場したフリーホラーゲーム。RPGツクール2003によって制作され、2010年前後で実況者の間で話題になり再ブレイクしました。
内容としては女の子が部屋のベッドに眠りにつくと夢の世界に入り込め、その世界のエフェクトを集めていくと最後は…。
そこはネタバレになってしまうため是非プレイしてみてください。
まあいわゆる精神世界に入り込むサイレントヒルに似た病み系ホラゲーです。
LSDというゲームに似たサイケデリックのゲームです。
リンク
なお2018年にsteamでリメイク版が発売されました。
のび太のBIOHAZARD
『のび太のBIOHAZARD』は、『バイオハザード』シリーズをベースにした二次創作のフリーゲームです。『ドラえもん』のキャラクターであるのび太を主人公に、ゾンビがあふれる世界で生き延びるホラーアクションRPGとして作られました。
もともとはRPGツクール2000を用いて制作されたゲームで、後にさまざまな派生作品やリメイクが登場しました。ストーリーは、のび太たちが通う学校でバイオハザードが発生し、ゾンビに襲われながら脱出を目指すというものです。難易度が高く、ホラー要素も強いため、ファンの間でカルト的な人気を誇っています。
現在も一部のファンによって改造版や新しいバージョンが作られています。プレイする場合は、非公式の二次創作であることを理解した上で楽しむのがよいでしょう。
ちなみにおもしろフラッシュから派生したフリーゲームとなっております。
明美譚
『明美譚(あけみたん)』は、2012年公開の探索型ホラーゲーム。こちらもRPGツクールで制作されたフリーのホラーアドベンチャーゲームです。主人公・明美が謎めいた洋館を探索し、恐怖の出来事に巻き込まれるストーリーが展開されます。
ゲームの特徴は、心理的な恐怖を重視した演出や、マルチエンディングによる分岐要素。派手な驚かし要素は少ないものの、不気味な雰囲気と謎に満ちた展開がプレイヤーを引き込みます。シンプルながら奥深いストーリーが評価され、今でも語り継がれる名作のひとつです。
製作者はおそらく淫夢厨です笑
>>明美譚 DLサイトはこちら
怪異症候群
『怪異症候群(かいいしょうこうぐん)』は、日本の都市伝説や怪談を題材にしたフリーのホラーアドベンチャーゲームで、RPGツクールを使って制作されています。2011年に第一作が公開され、その後続編の『怪異症候群2』や、有料版となった『怪異症候群3』が登場し、シリーズとして展開されています。
物語の主人公は「天野 舞(あまの まい)」という少女で、彼女の周囲で次々と奇怪な出来事が起こるところから物語が始まります。舞は、さまざまな怪異に巻き込まれながらも、その謎を解き明かし、時には逃げ、時には戦いながら進んでいきます。登場する怪異は、日本の都市伝説で有名な「くねくね」や「八尺様」、「口裂け女」など、実際に語り継がれているものが多く、プレイヤーにとってもなじみのある存在が登場するため、よりリアルな恐怖を味わえるようになっています。
ゲームシステムとしては、怪異に襲われた際に「逃げる」「隠れる」といったサバイバル要素があり、単にストーリーを追うだけではなく、プレイヤー自身の判断が重要になります。選択肢によってエンディングが変わるマルチエンディング形式であり、プレイヤーの行動次第で物語の結末が異なるのも特徴のひとつです。また、突然の驚かせ演出(いわゆるジャンプスケア)や、時にグロテスクな表現も含まれているため、ホラー耐性のない人には少々厳しいかもしれません。
2011年『怪異症候群』と2015年『怪異症候群2』はフリーゲームとして公開されており、RPGツクールのランタイムをインストールすれば誰でも無料でプレイできます。ただし、最新作である『怪異症候群3』は有料作品となっており、現在はSteamで購入・プレイできるようになっています。
このゲームは、都市伝説や怪談が好きな人にとっては非常に楽しめる作品で、実際にプレイした人からも「ストーリーが面白い」「怪異の演出が怖すぎる」「追いかけ要素が絶望的に怖い」といった感想が多く寄せられています。一方で、ゲームとしての難易度が高めであることや、探索や謎解きの要素が少し複雑な点については、プレイヤーの間で意見が分かれることもあります。
ホラーゲームとしての完成度は高く、特に日本の都市伝説が好きな人にはおすすめの作品ですが、怖いのが苦手な人には少し刺激が強いかもしれません。
このゲームを3Dグラフィックにすると恐怖体感呪怨の雰囲気になんとなく似てる気がするのは僕だけでしょうか?
ウミョラサ
あ、ちなみに昔絶叫実況で人気になったサンヘルプさんの実況プレイからホラゲーにはまりました。今は引退されたみたいですが動画が残ってるみたいなので貼っときます。
VIDEO
>>怪異症候群はこちら
外国のインディーズゲーム 国内インディーズゲームは今でこそ3Dリアルグラフィックのゲームが浸透してきましたが、10年以上前はゲームエンジンがオープンソース化されていなかったためリアルグラフィックの実現は自らの高性能ゲームエンジンを持っている会社が勝ち組でした。
時代は2014年アンリアルエンジン4が無料化され2015年にはUnity5が無料版とPRO版の隔たりを縮小しました。
そこから日本のインディーズゲームにも勢いがつき上記2強のエンジンを駆使して数々のゲームが誕生されております。
とはいえ先行者としましてはやはり海外インディーズゲームが先を言っていたのは事実でホラゲーに関しても先行者優位を発揮しています。
そんな名作海外ホラゲーをこれから見ていきます
SCP – Containment Breach
SCPと言ったら上の白い人形みたいな化け物「SCP173」。このゲームのドラクエで言うスライム的存在。
架空の秘密組織SCP財団は怪物を捉え収容し人類を保護していましたが、怪物が逃げ出し主人公が追われるというパニックホラー。
中でもSCP173は直視してないと振り向いた時には無音で迫ってくるので恐怖です。
日本のダルマさんが転んだと同じように追いかけてきます。
こちら のサイトで詳しくダウンロード方法を書いてます
Slender: The Eight Pages
スレンダーマンは、細身で背が高く、顔のない黒いスーツ姿の都市伝説的な存在です。子どもを誘拐したり、人々を恐怖に陥れるとされ、多くのホラーゲームや映画の題材になっています。代表的なゲームは『Slender: The Eight Pages』や2023年UE5で作成されたリバイバル 『Slender: The Arrival』があり、プレイヤーは彼から逃げながら目標を達成することが目的です。
>>スレンダーマンのフリーゲームはこちら
Cry of Fear(クライ・オブ・フィアー)
『Cry of Fear』は、無料の一人称視点サバイバルホラーゲーム。2012年『Half-Life』のModとして開発され、精神的恐怖をテーマにしたストーリーが特徴。
サイレントヒルのインスパイア作品と言われていて、限られた武器で戦いながら探索し、マルチエンディングや協力プレイも可能。Steamで無料配信中 。
Amnesia 『Amnesia』は、暗闇や幻覚、逃げることを主体とした一人称視点のサバイバルホラーゲームシリーズです。戦闘要素はほぼなく、謎解きや探索が中心。
主な作品とリリース年
• Amnesia: The Dark Descent(2010年) – シリーズ第1作。記憶を失った主人公が不気味な城を探索。
• Amnesia: A Machine for Pigs(2013年) – 別の登場人物と独立したストーリー。
• Amnesia: Rebirth(2020年) – 砂漠で目覚めた女性が自分の記憶と恐怖に向き合う。
• Amnesia: The Bunker(2023年) – 第二次世界大戦中の地下壕が舞台で、シリーズ初の半オープンワールド要素を採用。
現在のフリーホラーゲームとまとめ
現在はクオリティが高いホラーゲームが数々登場していまして、記憶に新しいのが2014年ふりーむ!からリリースされた「恐怖の森」は2024年続編や過去にリメイク版、映画も作られました。
初代恐怖の森
Unityで作成された本作はヴィジュアルが綺麗で3DのUnityエンジンのリアル差は今までの2Dポリゴン主流だったフリーホラゲーとは一線を画すゲームが日本でも登場したことにファンたちが活気づき、有名配信者も実況プレイで配信したことにより一気に広まりました。
ウミョラサ
僕も当時実況配信をよく見てたのでついに日本のインディーズゲーマーが海外と遜色のない3Dグラフィックゲームを作ったか!と衝撃でした。
今では3Dグラのインディーズゲームは当たり前になってしまってますけど、まだまだゲームを開発するってのは専門知識も必要なのでハードルが高そうです。
ただ昔より今はUE5やAI、Blenderが登場したことによりよりインディーズゲームの開発がスムーズになっていくことで、熱もますます帯びていくことでしょう。
これからクオリティが高いゲームがsteamなどに登場するのが待ち遠しいですね!
ここで今一押しの乗りに乗ってるインディーズゲーマーさんをします。
みなさん一度は聞いたことがあるかもですが2019年の『夜勤事件』でその名を轟かせたチラズアート さんです。
クラウドファンディングから資金を集めてゲームを開発する手法を取っていて、支援してくれたパトロンの名前をクレジットエンドロールで流したり、ゲーム中のオブジェクトのテクスチャを支援者関連のモデリングにしたりと細部まで凝ってるからクラファンから出資した方もうれしいんですよね。
よく有名ゲーム配信者さんがチラズアート作品をやるときは必ずそのオブジェクトを探しているのをよく見ます。要するに配信者も支援をしているってことです。
では今回はここで終わりたいと思います。皆さんのゲームライフの参考になれば幸いです。では次の記事でお会いしましょう!さらば('ω')ノ
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